自宅で陶芸を始めるにあたり、最初に取り掛かるのが作業場作りです。
ここでは作業場に必要な機能や設備とは何か、どう進めれば効率よく作業場をつくれるか、ということを分かりやすく話していきます。
この記事を読むと、陶芸の作業場の出来上がりイメージが鮮明になるので是非最後までご覧ください。
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陶芸の作業場作りにとりかかろうと思っているんだけど、何から始めればいいかな~?
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まず最初に作業場の確保と設備の選定をしましょう。
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おや?キミは?
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ええ、何度でもお答えしますとも!
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私は京都で修行したあと2000年に独立し、古民家を自分の手でリフォームして陶芸の工房にしました。
そして小さな陶芸教室も運営しています
その経験をもとにこの疑問に答えます。
作業場の作り方と周辺設備
陶芸の作業場(工房)の必須の要素
それは専用の場所であること!
陶芸専用の場所であることは、むちゃくちゃ重要な要素です。
![陶芸作業場](https://karakolo.com/wp-content/uploads/2021/06/PhotoPictureResizer_210626_165332160_copy_1488x1984-800x1067.jpg)
理由
→自宅陶芸のススメ で書いているように「リビングで…」というのは同居人の理解が得にくいからです。
その要因は・・・
①土は乾くと舞い散る
②汚れとして見える
※拭き取っても白く残りがち
③徐々に道具と作品が増える
④集中できる環境にするため
⑤台所の流しを使いたくなる→NG!
他にまだまだ考えつきますが・・・
「自宅で陶芸をしよう」と考えている人は、どこを作業場(工房)にするかの目星はつけているかもしれませんが…。
大事なことは陶芸専用のスペースであること。
その目的は「同居人の理解と協力を得るため」です。
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たたみ1畳ほどの簡易倉庫を改造して窓をつけ、趣味の陶芸の作業場にされた方がおられました。
私の工房もそれほど広くはありませんが、その方の作業場を見て感心したことを覚えています。
陶芸に必須!作業場に必要な4つの設備
陶芸の設備において以下の4つの大きめの設備をどこに設置するかが決まれば作業場はグッと完成に近づきます。
・電動ロクロ
・作業台(作業机)
・洗い場
・作品(道具)置き棚
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あとから大きいモノを新たに設置するのは困難なので、先に決めましょう。
この記事を読むことで自分に必要なものが固まってくると思います。
電動ロクロ
陶芸の作り方の中で電気ろくろを使いたいかどうか…
これが結構大きな問題です。
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※「必須」としましたが、手びねりのみでやっていく方には必要ありません。
がっつり電動ロクロをやりたいのであれば据え置きタイプの電動ロクロを置くことになるでしょう。
とても重いので、一度置いてしまうとそうそう動かす事はありません。
そして結構スペースを取ります。
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私の知り合いの、たたみ一畳陶芸の方は、約半畳に電動ロクロを置いておられました!
手びねりを主な制作方法にして、時々電動ロクロを使うという方に、卓上の小型電動ろくろというモノがあります。
これなら使うときだけ出して、普段は片付けておくことができます。
私も以前に購入した卓上小型電動ろくろ持っていますので、今後詳しい使用感やメリット・デメリットをなど紹介していきたいと思います。
![]() | 価格:56,000円 |
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3HE57Z+8WWNUA+2HOM+BWGDT)
作業台
さて、大きな場所をとる作業台です。
もちろん広ければいろんな作業を同時にすることができますが、基本的には作業場の大きさに合わせるのがベスト。動線に関わってくるので、是非DYIしましょう。
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作業台の作り方にもコツやアイデアがあります。
日曜大工には最低限インパクトや丸のこが欲しいところですね。
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1畳で電動ろくろを置いていた方は、ろくろの上に板を置いて作業台にしていました。狭いからこその工夫ですね。
作業台の作り方については別のページで私の場合を例に説明します。
アイデアが盛り込まれて、しかも低価格でできます。
自作が面倒な方には購入する選択肢もありますよ。いい値段ですが、かなりしっかりしてそう。
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流し台
流し台は工房の中にあるのがベストです。
理由は使用頻度がとても高いからです。
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ただし「作業場に設置すると狭くなるから困る」という方は、外の近い場所に設置すれば大丈夫です。
その場合、バケツに水を貯めて工房内に置くという工夫で補えます。
実際、私の修行時代の工房では外に流し台があったのでこの方法をとっていました。
とにかく、作業場の近くに洗い場があることは必須です。
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私の工房では、古民家に引っ越してきた時に残されていた流し台を押し入れスペースにはめ込んで使っています。
簡易な業務用シンクなど、設備を扱っているリサイクル店 等で探せば安く手に入る場合があります。
新しいのがいいという方にはこちら↓もあります。
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作品・道具置き棚
作品を作るばかりに目が行きがちですが、作業場には作品・道具置き場が必要です。
こちらも場所に合わせて自作するのもいいですね。
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私は日曜大工も趣味のひとつです。
木工でも、他のモノを再利用してもいいとおもいます。
特に、(電動ロクロ)を活用する場合は作品が一度に沢山出来上がると考えて、棚のスペースをより多く取る必要があります。
手びねり専門なら棚はそれほど必要ないでしょう。
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プロの多くは作品を長い板に置いて棚にのせます。
しかし、これは趣味の方にはおススメしません。
理由は、慣れないとバランスを崩して板一枚分の作品がダメになることがあるからです。
趣味で陶芸をされる方には浅い棚がおススメです。
使わなくなった棚の再利用や、日曜大工で作るのも楽しいものです。
ネットでこんな商品がありました↓。狭いスペースや補助的に使うにはいいかもしれません。
![]() | 価格:51,150円 |
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陶芸の道具などについては、基本的には買ったものを使いますが、ひと工夫することで劇的に使えるアイテムに変化します。
その方法も今後発信していきたいと思います。
まとめ
今あるスペースのなかで、お金をかけすぎずに工夫しましょう。
・電動ろくろを使うのかどうか
・作業台を自作
・洗い場はどこに設置するのか
・棚をつくりましょう
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作業場は広いにこしたことはありませんが、決められたスペースをうまく活用して行けばなんとかなるものです
作業場を作ることも楽しみましょう!
作業場と同時に陶芸窯を考えていきましょう。
→初心者さんが選ぶべき陶芸窯
私の写真以外の参考写真やイラストは、個人・企業・団体・地方公共団体など、だれでも自由に利用することを許可されたものを使用しています。
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